バイクを高く売るぞPART1 放置をしない|乗らないなら早期に売ることも必要な決断!

こんにちは!
moto factory BAN 植松です。
私の詳細が気になる方はプロフィールページをご覧ください。

さて、当ブログではバイク高価買取査定のポイントをお伝えしておりますが、今回のテーマは「放置をしない」です。

放置をしてしまうと、なぜダメなのか?査定額が下がってしまう原因は?
既に放置してしまったバイクはどうしたらいいのか?
放置とは何か月くらいのことを言うのか?
その辺を詳しくお伝えしていきたいと思います。
バイク用語など、知識が無くても分かりやすいように記述していますので安心してください。
もしわからないところがありましたらコメント、もしくはLINEでお問い合わせくださいね。

当店は新車中古車の販売以外にも、買取、下取り、無料処分、また整備、点検、車検事故のトータルケア、そしてレンタルバイクなどのサービスも提供しております。
LINEで気軽に相談できますので、ぜひご活用くださいね。

著者プロフィール

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株式会社 BAN style 代表 植松太郎

1978年生まれ
大手二輪販売店へ就職2年目、22歳で工場長就任。
バイク屋の他、飲食店3店舗経営。
趣味はアウトドア、旅グルメ。
大型自動二輪免許はもちろん、日商簿記、調理師、小型船舶1級免許等保有。
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なぜ?放置をすると高く売ることが出来なくなってしまうのか?

燃料供給装置の詰まり

バイクは大きく分けて燃料供給方式がキャブレターとインジェクションの2種類が存在します。燃料供給方式とはエンジンに対して、どのような方法で燃料を送っているのか?という事です。この2種類のどちらのタイプかによって気を付けるところ、期間が変わってきます。
ここでひとつ大事なことは、ガソリンも腐るんです。
酸化して鉄パーツを錆びさせる原因になったり、粘度が高くなってガソリンの通り道を塞いでしまったりなど、意外と知られていませんが、放置をしてしまうとこのような問題を発生させてしまいます。

キャブレター方式の場合

キャブレター方式とはベンチュリ効果を使った燃料供給方法です。
ベンチュリ効果を難しく考えることはありません。いわゆる皆さんご存じの霧吹きと同じ原理です。
その霧吹きの吸い込み口や、噴射口が酸化し腐食したガソリンで詰まってしまうことでエンジン始動が出来なくなる、または始動は出来るが吹け上がらないなどの症状が現れます。
厳密な期間というのはありませんが、屋外に設置した状態で3か月前後でキャブレター内部のガソリンの腐食によりエンジン始動困難となってしまいます。
エンジン始動困難になってしまうと当然ですが高く売れなくなくなってしまうので放置せずに早期に売るという判断も大事になってきます。

よくある例として、パンクしてしまって、普段あまり乗らないしそのまま放置してしまった。
放置してしまう前に、パンクの状態でも良いから売ってしまった方が高く売れたと思います。

キャブレター底部に腐食したガソリン

インジェクション方式の場合

インジェクション方式とは電子制御によって燃料を供給する装置です。
ポンプによって圧力をかけられた燃料をバルブの解放により噴射します。
噴射口から燃料供給が行われる経路でキャブレターと違い、空気に触れることが無いため酸化による腐食はしづらいですが、それでも半年程度でガソリンは腐食していきます。
一般的にガソリンは半年が使用期限と言われておりますが、経験上インジェクションタイプの場合、1年程度は大丈夫というイメージはあります。(1年放置しても問題ないと保証するものではありません。あくまでも経験上のイメージです)
2年近く放置したインジェクションタイプのバイクは、やはり腐食したガソリンの粘度がつよくなり噴射口を詰まらせたりしていしまうため、エンジン始動困難となってしまいます。
キャブレター方式と違って、放置期間にある程度猶予はありますが、始動困難になってしまうと高く売ることが出来なくなります。

フューエルタンクの錆

放置によりタンク内部が錆びてしまったということも多々あります。
買取査定をするときはタンク内部の確認は間違いなくするので、錆びているとマイナス査定になってしまいますし、エンジン不調の原因になります。
高く売るためにも放置による錆には気を付けましょう。

タンク内の錆、まだマシな方です
ストレーナに詰まった錆

燃料の酸化による劣化を防ぐために

ここでワンポイント。
ガソリンの劣化等による不良を出来るだけ防ぐために、ワンポイント。
タンク内部はガソリンで満タンにしておくか、完全に空にしておきましょう。
タンク内部を完全に空にして、キャブレター内部等のガソリンも綺麗に抜き取っておくことが出来れば1番いいのですが、簡単な作業ではないので、完全に満タンにしておくというのがポイントです。

タンク内部は結露等により錆びてしまうことが多々あります。
タンク内を満タンにしておくことで、ある程度結露を防ぐことが出来ます。
ただし、結露だけ防いでも酸化による劣化で金属部分等を腐食させてしまう恐れもあるので、バイク用の酸化防止剤を使うというのも1つの方法。

放置によるバッテリー上がり

バイクを放置してしまうとバッテリー上がりの原因になります。
バッテリー電圧が規定値以下になってしまうとエンジンを始動するためのスターターがきかなくなったりしますので買取査定額が減額されてしまう可能性があります。
店頭でバッテリーをつないで、始動ができればそこまで大きく減額されることはありませんが、やっぱり放置してしまう前に適切な判断をしましょう。

長く放置してしまうとブレーキの引きずりも発生

長く放置してしまうとブレーキのピストンが戻りづらくなってしまい、ブレーキ引きずりの原因になることもあります。
そうなると、当然買取査定額は減額。

バイクって放置してしまうと色んな所に問題が出てしまいますね。

ブレーキキャリパーイメージ図

錆やゴムパーツの劣化

金属部分の錆、よくあるのがドライブチェーンの錆ですね。
ドライブチェーンは錆が進行してしまうと交換が必要になってしまいますし、ドライブチェーンには実はOリング、またXリングなどと呼ばれるゴム製品も使用されているため、そこが劣化して要交換になってしまうこともあります。
ドライブチェーンくらいなら、大したマイナス査定ではないのですが、これまたよくあるのがフロントフォークや、リアサスペンションのメッキ部分の錆です。
ここは高価な部品になるため、大幅に査定額を下げてしまうことがあります。

既に放置してしまったバイクは...

もっと早くこのブログに出会えばよかった。
時すでに遅し、もう長く放置してしまったよ。という方のためにいくつかアドバイスをしたいと思います。

放置によるほこり汚れ拭き取らないで!

稀にある事なのですが、放置でほこりをかぶったバイクを水拭きしたり、最悪の場合乾拭きして査定に持ち込むお客様がいらっしゃいます。
ほこりを水で流すことなく、拭き上げてしまうと塗装面が傷だらけになってしまいます。
艶アリの塗装なら磨けば何とか元に戻せなくもないので、多少査定額が落ちる程度で済みますが、最近はやりのマッド塗装(艶無し塗装)の場合、最悪外装一式交換で査定額が大きく下がってしまうこともございます。

乾拭きで持ち込まれた買取依頼
乾拭きで傷ついてしまった塗装部(マッド塗装)

高く売りたい時はちゃんと洗車をしよう

高く売りたい時はちゃんと洗車をしましょう。
洗車により、大きく査定額が上がるということはありませんが、大事にしてたんだなっという印象は高価買取査定につながります。

どうやって洗車したらいいのか分からない。不安だという方はもちろんそのままで大丈夫です。
せっかくなので洗車に使える2点を紹介させていただきます。

洗車についてよく「水をかけても大丈夫ですか?」という質問を頂きますが、全く問題ありません。ただし、高圧洗浄機などはシーリング部分に水が浸入してしまう場合もあるため慣れない方は使わない方がベター。
専用シャンプーで洗い、シャンプーが付いたまま乾いてしまわないようにこまめに水で流せばだれでも簡単に洗車ができます。

洗車後はセーム皮などで拭き上がればなおベター。
当店でも使用しているセーム皮のリンクを貼っておきますね。

バッテリーを変えてみよう

スターターが回らず、エンジン始動ができない時はバッテリーを交換してみるのも1つの手。
バッテリーはほとんどのバイクが簡単に交換できるところに付いています。
試しに安価なバッテリーに交換して始動を試みてみるのも1つの手。

目安としてはキャブレタータイプのバイクなら3か月以内の放置。
インジェクションタイプなら10か月以内程度なら、始動できる可能性が比較的高いので試してみる価値あり。

ただし、ZX-12RやVmax1200など、車種によってはバッテリーの取り外しが難しい場合もあるので注意。
整備に慣れてない人はやっぱり素直にプロに任せましょう。

なおバッテリーはマイナス端子、プラス端子の順に取り外します。
取り付ける時はその逆。
間違ってしまうと重大なトラブルにつながる可能性もあります。

ちょっと待った!自分で分解しないで!

バッテリーくらいなら、一般の方が少し分解したくらい全く問題ないんですね。
ただ、たまにあるのが放置したバイクを直してから売りに出そうと思ってキャブレターまで分解したけど、組み方が分からなくなってしまったので、このまま買い取ってほしい。

これ、査定額メチャクチャ下がります。
整備に慣れていない方が分解したバイクって、本当に何が起きてるか分からない「なぜこんなとこ分解したの?」「なんでこんな組方したの?」なんてことも多いので、自店販売するつもりの強気の買取査定が出来なくなってしまうのです。

できれば2社以上で買取査定、でも一括査定は...

最後に放置とはまた別の話になりますが、高価買取査定をしてもらうためのポイントです。

買取査定額は正直、業者によってまちまちです。
車種は伏せますが、友人が当店に売ってくれたバイク、当店では68万円の査定額を1発目に提示したのですが、あとから飲みながら話を聞いていたら予め他店にも査定をお願いしており、1店舗目が35万、2店舗目が50万だったらしいです。
このように1社だけの査定だと本来の金額を知れないまま売ることになってしまうかもしれません。

だからと言って、数社に一気に査定をしてもらう一括査定は大量の営業電話がかかってくるという話もお客様に聞いたことがあります。
また買取査定のためにバイク屋を回るのが面倒くさいと大手出張買取業者に依頼したら、査定額に納得いかないから帰ってほしいのに、なかなか帰ってくれないという話はお客様からだけでなく、友人からも聞いています。

面倒でも買取専門業者、買取をおこなっているバイク屋など最低2社は自分で出向くことをおすすめいたします。

また当店のLINEで簡単査定は、お客様の個人情報なしで査定をすることが出来るので大変便利です。
当店が出した査定額をベースに他の買取業者を回ってみるというのも1つの手かもしれません。
>LINEで気軽に相談、LINEで簡単査定としっかり査定

それでは、その他ご質問等は気軽にコメントかLINEでどうぞ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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