HONDA PS250 クーラント液交換方法

基本的なクーラント液の交換方法はどのバイクもあまり変わらないのですが、ドレンボルトやラジエターキャップ、リザーブタンクの位置など、車種によってはカバーを外さなければならないものもあったりと様々なんです。
今回はホンダのビッグスクーター、PS250について詳しく解説していきたいと思います。

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著者プロフィール

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株式会社 BAN style 代表 植松太郎

1978年生まれ
大手二輪販売店へ就職2年目、22歳で工場長就任。
バイク屋の他、飲食店3店舗経営。
趣味はアウトドア、旅グルメ。
大型自動二輪免許はもちろん、日商簿記、調理師、小型船舶1級免許等保有。
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さっそく交換してみよう!

車体左側のドレンボルトを外して古いクーラント液を抜きます。
ドレンボルトは赤い銅ワッシャー、または銀色のアルミワッシャー等が付いている8mmのボルトなのですぐわかると思います。

PS250クーラント抜き取り

ドレンボルトを外しても写真のように勢いよくクーラントは出てこないと思います。
上部を指で押さえたストローの中のジュースと同じような状況になっていますので、ラジエターキャップを外してあげましょう。

まずはシートを取り外します。
PS250のシートはシート前方にある写真の鍵を利用して解除し、つまみを手前に引っ張ると丸ごと取り外すことが出来ます。

PS250シート取り外し

シートを外すと写真のようにカバーが出てきますので、こちらも3つのプッシュリベットを外して取り外します。

PS250ラジエターキャップの位置

四角いカバーを外すと、写真のようにラジエターキャップの形状をしたカバーが更に出てきます。
これは何かで固定されているわけでなく爪で引っ掛かっているだけですので、取り外します。

PS250ラジエターキャップ部のカバー

するとラジエターキャップが見えますので、取り外します。

PS250ラジエターキャップ取り外し

リザーブタンク内の古いクーラントも抜き取ります。

PS250の冷却水のリザーブタンクはガソリンを入れるフューエルリッドを開けたところになります。

リザーブタンク下部にホースがあるので、それを抜いてクーラントを抜き取っても良いのですが、PS250はカバーを外さないと、そのホースを抜くことが出来ないので、今回はリザーブタンクの入り口から吸い取ります。
これでもほぼ全部のクーラントを抜き取ることが出来ます。

PS250クーラントリザーブタンク

古いクーラントを抜き取ったら新しいクーラント液を入れるのですが、抜き取ったクーラントが赤く錆びていたり、ヘドロのようなものが混ざっていたりした場合は、ドレンボルトを抜いた状態で、エンジンをかけながらラジエターキャップ部より水道水を入れたり等して内部の洗浄をします。

リザーブタンクにも忘れずにクーラント液を補充し、まずはラジエターキャップを開けたままエンジンを始動させます。

車体を揺らす等をして冷却系統のエア抜きをします。

冷却系統にエアー等が入らず、クーラント液がしっかりと循環している場合、ラジエターキャップ部のクーラント液が暖まってきます。
それを確認したうえでラジエターキャップを閉じて完成。

PS250

以上がPS250のクーラント液の交換方法ですが、我々プロはクーラント液を交換するだけでなく、交換作業と同時に冷却系統に不具合がないかなどの確認もしています。
ご自身で交換するのも良いですが、ぜひプロにお任せください。
バイクのメンテナンスに関してはこちらのページをご参考くださいませ。

また普段からご自身でリザーブタンク内のクーラント液を確認し、必要であれば継ぎ足しで構わないので規定量を入れておくことも大事です。
一番ダメなのは気にもしない事です。
まずは愛車のリザーブタンクを確認してみてくださいね。

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